私のバイト先の某クリニックはお金になりそうなことは積極的にやる。まあ、このご時世稼がないと潰れるから、その姿勢自体決して悪いことではないと思う。やる内容が問題だが。そして、本日はこれを強調したいが、アルバイト医師の使い方がかなりえげつない。他にも書きたい出来事は色々あるが、最近呆れたのはこれ。現在来ているバイト医が遠方の病院に出張になり3月一杯で辞めるため、まえまえから(恐らく業者を使って)4月からの定期日勤バイト医を決めていた。ところがその枠に来れるという別の医者(自由診療で儲けられる)を見つけるや、この時期になって既に決まっていた先生の契約を破棄して新たな医師に乗り換えようとしているのだ。契約破棄された医師も呆れるだろうし、間に入った業者もいい迷惑だろう。そんななか、私も医局の都合で4月から勤務時間帯の変更を申し出た。その結果、どうやら解雇されるようだ。この決定も私に直接伝えず、他の医師に堂々と話して、驚いたその先生が私に教えてくれるという有様だった。このクリニックはこの春で満一年になるが、医師の集まらない立ち上げの時期、私自身を含め医師確保に努力したつもりだったのだが、このような扱いを受けたことに少々驚いている。実は、この医療法人と過去に付き合いがあった私の大学の先輩が、ここで勤務すると報告した私にそれとなく警告してくださっていた。先輩はこの法人と契約が切れる際の先方の取った態度が余りにも非常識であったとおっしゃっていたのだ。今になってそれがわかったような気がする。
先日、クルマを運転しながらラジオで国会中継を聞いた。野党議員が派遣労働者の待遇の悪さを指摘していた。毎日毎日が日雇いの連続で、2年続けて勤務しているのに一日限りの契約書を毎日くれるとか、雇用側は派遣労働者は消耗品としか考えておらず、きつい仕事ばかりやらせ、身体を壊したら解雇して終わりとか。我々も結局はこれと同じ。ポイ捨ての可能性は常にある。
イソップ物語に「カエルとサソリ」の話がある。これを思い出す。先述したクリニックと付き合うには、騙された自分の方が悪いと言う認識が必要だ。期待する方が悪いのだ。
サソリが川を渡ろうとしたとき、カエルが泳いでいるのを見つけた。そしてカエルに向こう岸にに渡れるよう背中に乗せて欲しいと頼む。カエルは言う。君を背中を乗せると、君はその針で僕を刺すに違いない。サソリはこう切り返す、もし僕が君を刺したなら、僕も川底に沈んで死んでしまうじゃないか、心配いらないとね。カエルも納得して、サソリを乗せて川を渡るのだけど、カエルは途中で背中に鋭い痛みを感じた。サソリが刺したのだ。カエルは言う、何故、刺したんだい?君も死んでしまうのに?サソリは言う、しょうがないんだ!これが僕の性なんだよ!そして2匹は死んでしまった。 2008/03/06追加
お騒がせしましたが、調整の結果今まで通り勤務することになりました。