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卒後10年目の内科医です。現在大学病院勤務です。アルバイトを通じて経験を積むことでキャリアアップを目指します。

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アルバイト医師の日記
楽しいアルバイト医師生活を提案します
医療がアウトソースされる時代
4/23日経夕刊の「十字路」に、「医療がアウトソースされる時代」としてテルモ経営企画室副室長 佐藤慎次郎氏のコメントが掲載されていた。興味深い記事だったので紹介する。

グローバル化の時代、知識労働は国境を越え移動する。今や医療までアウトソースされる時代が到来している。近年米国では海外で治療を受ける患者が急増、その数は年間50万人ともいわれる。世 界最高水準の医療を誇る米国に暮らしながら、アジアや中南米諸国へ医療を求めて旅立つ患者が後を絶たない。理由は医療コストにある。米国で1,000万円を超える心臓外科手術がタイやインドでは十分の一程度で済むという。往復の航空運賃を支払っても十分おつりが来る。
日本では観光気分の医療ツーリズムとして紹介されがちだが、真因は米国医療のゆがんだ現実にある。皆保険制度の存在しない米国では、高額の医療を嫌って低廉な海外医療を選択せざるを得ない階層が多数存在する。こうした需要に対応し、米国の保険会社は欧米の認証機関から認定を受けた新興国の一流病院との提携を急拡大している。例えばタイのバムルングラード病院は年間40万人もの外国人患者を受け入れている。米国の医師資格を持つ医師を200人以上も抱え、豪華な病院設備で高級ホテルなみのサービスを提供する。
米国医療の欠陥を新興国の医療ビジネス戦略が補う格好だが、問題がないわけではない。新興国では一般医療が未整備のまま高所得者や外国人向けの特権的な医療が発達し、そこに優秀な医師とサービスが集中する。これは新興国内の医療格差を助長する。
医療のオフショア化は米国型医療システムと先進医療技術の海外普及を促す一方で、米国内の医療は空洞化する危険もある。また、命にかかわる医療を、国が国民の自己負担に委ねてしまうことを不安視する声も多い。皆保険で均質的な医療を目指す日本には無縁の現象に見えるが、医療崩壊といわれる状況が深刻化すれば、やがて日本の医師や患者が海外医療を現実的選択として考える日がくる恐れは十分ある。


 タイの病院は雑誌などでも紹介されていますね。日本人患者の流出は現実に起こっているようです。日本国内の病院がこれに対抗するのは難しいでしょうね。
もうひとつは医師の海外流出ですが、日本人の医師の場合、「言葉の壁」「医師免許の壁」で海外で活躍するのはハードルが高そうです。技術力が勝負の外科系などはそうでもないでしょうが、私の専門分野のようにトークが仕事の場合は非常にハードルが高く感じます。私が患者だったら、余程腕が良い場合などを除けば、片言の日本語の外国人医師を敢えて選ぼうとは思いませんから。
今でも日本人の海外駐在員などを相手にする場合に限って日本の医師免許が限定的に海外での医療行為が認められているケースもありますが、募集枠が小さいですし、経営面での自由裁量は大きくないでしょうから、海外脱出の手段としての現実的選択ではなさそうです。本気で日本脱出を考えるのなら、何か大きな仕掛けを考え出さないといけないと思います。

テーマ:日経新聞 - ジャンル:ニュース

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