m3.com careerはここ1-2年でかなり充実してきている。当初は参加業者が少なかったので「●●県XX科」で検索しても「0件」ばかりで使い物にならなかったが、参加業者も増え、取り扱い件数も増えてきた。もちろん、各業者に同じ求人広告を出している特定の病院の広告が重複している分多く見えるというのはあるのだが・・・
特に「常勤募集」の広告の場合、同じ病院の同じ求人をどのように表現しているか。視点の違い、肌理細やかさなどが業者によって異なる。各社間で比較することで、業者間の能力差が垣間見れて面白い。
常勤担当をしているエージェントが語るコーナーも興味深い。とにかく「転職・転職・転職」と連呼するだけのエージェントには胡散臭さを感じるが、面白いのは体験談だ。もちろん、多少のフィクションはあるのだろうが、なかでも転職失敗談は非常に有用である。
「広告」であるぶんを割り引いて考えるべきではあるが、各社のエージェントがアルバイトの傾向・対策などを語ってくれるコーナーがあって、暇な時は楽しく読ませていただいている。私は整形外科医ではないのだが、こんなものがあったので転載する。
給与高騰☆整形外科バイト特集
需給のバランスが逼迫し、長い間給与水準が
高止まりしてきた整形外科
そんな整形外科にも徐々に変化が見え始めています。
他の科目と比較すれば、現在でも給与は高く推移していますが、
求人の充足等の要因により、一部の地域では
以前の給与水準に比べ、徐々に下がってきています。
今後は以前と同水準の給与を得るには、
より都心部から離れた地域での勤務が必要となる
可能性がでてきました。整形外科に限らず、田舎の方が給与は高めである。田舎の場合、高給でないと医師が集まらないからだ。このところのガソリン価格の高騰で異変が起きている。気前の良いアルバイト先はガソリン代を全額支給してくれるが、ケチなところはガソリン価格が高騰しても交通費アップを拒否しているようだ。田舎のバイト先にクルマで行っている医師で、交通費上げを断られた者を数人知っている。不満を持ったその医師は辞めていった。これからはガソリン代に対して気前良くしないと医師は逃げていくだろう。
それから、田舎の病院・クリニックはガソリン価格の高騰で影響を受けないか?
吉野家HDの3―5月、純利益88%減 ガソリン高で郊外店低迷
吉野家ホールディングスが1日発表した2008年3―5月期連結業績は、純利益が前年同期比88%減の1億7000万円だった。牛丼業態が昨年の一時的な客数増の反動やガソリン代高騰の影響で低調に推移。同社が仕入れた輸入米国牛肉でBSE(牛海綿状脳症)に関連するといわれる「特定危険部位」が4月に発見されたことも一部店舗で客足を鈍らせた。
売上高は1%減の397億円だった。主力の国内「吉野家」業態の既存店売上高は前年同期に比べて約1割減少。前年同期に牛丼販売時間延長による一時的な客数増があった反動が出たほか、ガソリン代高騰の余波で郊外店が低迷した。3月から牛丼の24時間販売を再開したが、もともと客数が少ない深夜帯での時間延長だったため、売り上げの押し上げ効果は限定的だった。(7月1日 日本経済新聞)このように、吉野家はガソリン価格の高騰で打撃を受けているようだ。
田舎の病院・診療所も同様であろう。経営が苦しく、医師の給与が払えなければ、途端に廻らなくなるであろう。このようにガソリン価格の高騰は田舎の病院・診療所に暗い影を落としている。