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卒後10年目の内科医です。現在大学病院勤務です。アルバイトを通じて経験を積むことでキャリアアップを目指します。

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アルバイト医師の日記
楽しいアルバイト医師生活を提案します
最近の健診の基準値について
 今日も検診のお話ですが、検診バイトではなく「特定検診における基準値のあり方について」です。
専門分野なので糖尿病や脂質異常症をよく診ます。狭心症や心筋梗塞の既往のある患者の二次予防に厳格な管理が必要なのは間違いないので、どうやって目標を達成するか考えます。

特定検診は「公共事業」の色が濃くてうんざりします。健康人を「病人」に無理矢理分類して創出しているようにしか思えません。早期発見は勿論大事なのですが、ちょっと行き過ぎではないでしょうか。メタボリック・シンドロームの「可能性の高い人」を病院にいちいち受診させるのはどうかと思います。メタボリック・シンドロームに確実に分類される人だって、本格的な治療が必要な人はごく一部。引っかかった人は検診屋や自治体で簡単な講習を行えばいいのでは?
私のバイト先の病院に患者を送ってくる自治体のいくつかは HbA1c 5.2%以上で「異常」としています。腹囲が男性85cm以上・女性90cm以上または腹囲が基準値以下でもBMI25以上だとこれに該当するようですね。引っかかった人はそのたびに病院に来院されます。優しく諭して帰しますが、神経質な患者はサプリや怪しい商法に引っかかるでしょう。さらに、LDL-Cの正常範囲が 119mg/dl以下です。これでまた来院されます。糖尿病患者でもない人なら大方は140以下でしょう。これも諭して帰しますが、ガイドラインを良く知らない先生はスタチンを出すものと思われます。・・・この基準、いくらなんでもやりすぎでしょう。大病院がますます混みます。

こんな基準を作った奴等の片棒を担がされているかと思うといやになってきます。明らかに狭窄/閉塞を起こした人の二次予防だけをしたほうが、医師として正しいことをやっているような気がしてきてしまいます。

テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済

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