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卒後10年目の内科医です。現在大学病院勤務です。アルバイトを通じて経験を積むことでキャリアアップを目指します。

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アルバイト医師の日記
楽しいアルバイト医師生活を提案します
「隷属国家 日本の岐路」 北野幸伯著 を読む
隷属国家 日本の岐路―今度は中国の天領になるのか?
隷属国家 日本の岐路―今度は中国の天領になるのか?

ロシア政経ジャーナルの北野氏の最新刊。
北野氏が「憂国の士」として書いた一冊である。RPEでも繰り返し強調されていることだが、現在の日本に対し現実的な脅威となりうるのは中華人民共和国である。狭義には尖閣諸島を手に入れようとしており軍事的脅威であり、また広義には米国の没落に伴い日本を政治経済的にも支配しようとしているからである。かといって、軽薄なネット右翼の如く感情的な中共批判に陥ることなく、現実的にどう対処していけば良いか説いている。課題は「日本の自立」である。米国に頼れなくなったら中共に頼れば良い、という安易な考えが国を滅ぼすということだが、こういう議論がもっと大っぴらに行われても良いと思う。
人口減を迎える日本を維持するために「安易な移民受け入れは国を滅ぼす」という主張とそれに対する有効な処方箋が提示されている。それから教育問題。今後も日本を支えるのは製造業であり、生き残りのためには高付加価値製品に特化すべき、という主張は正しい。
RPEの読者であれば目新しい内容は少ないのだが、ユニークな視点に立って提言を行う北野氏を評価したい。
今回本作を読んで改めて思ったのだが、日本のマスコミは欧米系のマスコミにソースを依存していることが多いため、どうしても米国寄りの論調の報道ばかり目にすることになる、ということである。北野氏はロシア人の視点での物の見方を提示するので(もちろん、ロシア側はロシア側で論調に偏りがあるのだが)別の見方を取り入れて両者間でバランスを取ることによって複眼的な見方ができるようになる。福田首相ではないが、物事を「客観的に見る」ことにつながるのだと思う。

テーマ:読書感想 - ジャンル:本・雑誌

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