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卒後10年目の内科医です。現在大学病院勤務です。アルバイトを通じて経験を積むことでキャリアアップを目指します。

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アルバイト医師の日記
楽しいアルバイト医師生活を提案します
独ソ不可侵条約の再来 Nord Stream
ロシアの対ウクライナ天然ガス停止問題だが、 田中宇の国際ニュース解説でこんな解説がなされている。バルト海の海底パイプラインを通してドイツに天然ガスを送ってしまえば、ポーランド・ウクライナという反露的な内陸国を通らずに西欧にガスを送れる。そんな構想があるようだ。これが通ってしまえば、ロシアはポーランドとウクライナを存分に締め上げられる。また、西欧諸国は天然ガスの対露依存度を高めるので、ロシアは西欧をより「脅しやすく」なる。

▼ウクライナ・ポーランド潰しの海底パイプライン

 11月には、プーチンがドイツに対し、ロシアからドイツにガスを送るバルト海の海底パイプライン(Nord Stream)の建設に早く着工しないと、ロシアはパイプライン計画をやめてガスを液化してよそに売るぞと脅した。

 欧州が消費するガスの3割はロシア産だが、今はウクライナやポーランドという反ロシア的な国を経由するパイプラインでガスを送っている(ロシアから欧州へのガス輸出の8割がウクライナ経由)。海底パイプラインができると、ウクライナやポーランドは迂回され、ロシアは反露的な2カ国を制裁しやすくなるが、バルト諸国やスウェーデンなどのバルト海沿岸国が、環境問題などを理由に反対しているため、着工が遅れている。

 EU主要国の中で、ドイツはこれまでフランスと同様の親ロシア姿勢だったのだが、最近は仏サルコジ大統領が活発にロシアと組んで世界を多極化する動きを推進しているのと対照的に、独メルケル首相は、外交面の動きが目立って不活発になっている。米英の影響力の落ち込みと、BRICなど非米勢力の台頭が、あまりに急展開する中で、ドイツは戸惑っている。日本と同様に敗戦国であるドイツは、戦勝国のフランスと異なり、米英イスラエルの意に反する言動に踏み出すことには、非常に慎重だ。米英は、ドイツが海底パイプラインを作ってポーランドやウクライナを見殺しにすることに反対している。

 海底パイプラインができると、欧州はガスの輸入をロシアに頼る度合いを強め、EUは反露的な態度をとりにくくなる。石油ガス価格の落ち込みに危機を持つプーチンは、ドイツが慎重な態度を続けてガス大量購入につながる海底パイプライン建設を遅らせていることに苛立っている。


このNord Streamパイプラインはシュレーダー元首相が顧問になっている。この計画についてポーランドの閣僚が「独ソ不可侵条約の再来だ」と非難したらしい。ポーランドを蚊帳の外にして独露間で手を握るからだろう。このパイプラインがもたらすのは独露によるポーランド分割ではなく、ロシアがポーランドを完全に保護国化することだ。米国はポーランドにMDを配備する計画であるし、メルケル首相がここにきてパイプライン計画を渋っていることもあって、ポーランドはまだ追い詰められていない。ロシアが本気になるのはウクライナを自陣営に完全に取り込んでからだろう。

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