何度か日経に広告が出ていたので読んでみました。「金融資産1億円以上」が入会資格という会員制クラブ。構成する人間は親から資産を相続したタイプでなく、著者が「インテリッチ」と呼ぶ「自分の力量で資産を築いた者」のようです。上場企業の創業社長からFXで数億稼いだ20代までいます。この会には「医師・弁護士」の「士族」も少なからずいるようです。日本の富裕層は年5.1%の増加だそうで、これは世界の人口増加率より多いようです。「世界一成功した社会主義国」であった日本では同じような客層に同じ広告を大量に配る手法が長らく使われてきましたが、富裕層の増加に伴い、富裕な購買層をひきつけられなくなってきたという事情があるようです。トヨタのレクサスブランド国内展開などもそれが理由でしょう。旧来の日本社会では嫉妬されることを恐れ、「富裕層」を公言することははばかられてきましたが、時代が変わってきたということでしょう。「富裕層」のコミュニティを提供することがこのクラブの趣旨だと思います。同じような資産を持ち、同じような消費性向を持つ人が集まる。ビジネスの話も効率よく進められるというわけです。医師のアルバイト情報もそうですが、「おいしい話は表に出る前に仲間内で商談成立する」のは事実だと思います。 私自身はとても入会できるレベルではありませんが、こういう「稼げる人のコミュニティ」に属して「成功している人を真似る」、「成功している人からアドバイスをもらう」というのが成功には必要なのだということを実感しました。この本で登場する人の多くは「縮小する市場でもやり方しだいで稼げる」という考え方を持っていて、自分なりの経営方針で不況下でも業績をあげてきた人たちです。医師のおかれる環境も悪化の一途ですが、諦めずに頑張らねばとの思いを強くしました。